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2013年8月15日木曜日

JB2,JB6Lifeにホンダ国際規格コネクタ対応マルチメーターのテクトムCMX-100H2を接続してみる

帰省のついでに実家のGF-JB2ライフでCMX-100 H2を接続実験。
2WDのGF-JB1ライフもたぶん一緒?

GF-JB2のOBD2カプラーは、助手席のAピラー根元付近に有り、ISO規格外の取り付け位置なので探すのがとても困難すぎでした。
年代的に、EK9 CIVICと同じ旧式のホンダ独自の3pin診断コネクターだと思いこんで探して居たのもあって尚更、診断コネクターを見つけるのに苦労した・・・。

GF-JB2ライフOBD IIカプラー取付位置

以前、EK9 CIVIC TYPE-RにCMX-100 H2の接続実験を行った際に調べたOBD2カプラーのピンアサインを元にJB2ライフの実車側に有るピンにあてはめると
 4pin Signal GND
 5pin Frame GND
 7pin K-Line(ホンダ独自プロトコル)
 9pin サービスチェック端子(ホンダ車固有)
 14pin CAN L???ABS/SRSの診断ラインのようだ?(下方の追記参照)
 16pin +B
14pinがCAN Lだとすると空きになっている6pin(CAN H)も必ず配線があるはずなんですが・・・。
JB2ライフはECU間の通信にCANという通信規格が使われ始めるよりかなーーーり前の時代の、EK9 CIVICとホボ同年代のとても旧いクルマなので、この時代は14pinにCANが割り振られる前だったから14番ピンは未規定で自由に使えたと推測? ま、OBD IIのカプラーが着いているとは言え、J-OBDが施行されるより10年近く前のモノ凄く古いクルマですから・・・。

実質的に旧式の3pinタイプの診断機通信コネクターと大差無し???

でも、CMX-100 H2の動作に必要なピンは配置されているようなので接続実験。
OBD2カプラー対応のCMX-100 H2ですが、使っているのは最近主流のCAN OBDではなく、旧式のホンダ独自プロトコルのK-LINE通信なのでK-Lineがあれば動くハズ?

GF-JB2ライフにホンダ国際規格コネクタ対応テクトムCMX100-H2接続

アイドリング回転数表示中。でもIEP(吸気温)が
 --
表示になる。それ以外は、それらしい数字が出ていて、電源もIGに連動しているようなので全ての機能ではないですがとりあえず使えそうな感じ。
ただし、CANは無いので、最近主流のCAN OBDに対応した機器は動きませんね。

堕話
一言でOBD2と言っても、複数の診断機との通信規格(K-LINEとかL-LINE、CAN・・・等々)の配線に対し、16本のピンのどれを割り当てるか決めてあるだけなので、メーカーによりK-LINEしか使っていなかったり、特に指定されていないピンだけ使って独自の通信を行っていたりと、2006年?2008年?ぐらいまではOBD2カプラーがクルマに付いていたとしても使っている通信規格が各自動車メーカーによりバラバラだったので、社外品の後付けの接続機器が車側の持っている各種通信規格に対応していないために、汎用の接続機器が使えないなんて事が物凄く良くあります。
ま、元々ディーラーで持っているような故障診断機と通信するためだけに有るものを、アフター用品のメーカーがメーターやらレーダーで車速等の情報を読むのに等々・・・勝手に使っているようなもんだから・・・。
例えば、今回実験に使ったテクトムCMX-100のように、同じOBD IIコネクター(国際規格コネクタ)を使っているのに、ホンダ用(CMX-100 H2)、ニッサン用(CMX-100 N2)と、自動車メーカーの通信規格に合わせ別設定されていたような事が有ったりして、クルマ側にOBD IIコネクター有るからと言っても汎用の機器を接続しても使えないことの方が多いのです。



本題に戻り、次はUA-JB6ライフ。
たぶん2WDのUA-JB5や、ターボのUA-JB7,UA-JB8も一緒だと思います。

UA-JB6ライフOBD IIカプラー取付位置

場所は運転席足元のセンターコンソール付近に有るので、ISO規格の推奨取付位置なのですぐに見つかります。JB2同様にOBD2コネクターのピンアサインを確認すると
 4pin Signal GND
 5pin Frame GND
 7pin K-Line(ホンダ独自プロトコル)
 9pin サービスチェック端子(ホンダ車固有)
 12pin 不明(ISO規格ではVender Optionで特に縛りなし)
 16pin +B
JB2で使っていた14pinが空きになっていて、その代わり?12pinが使われていました。
ピンの場所が違うだけで、同じ信号なんですかね?(不明)

EK9と違い、サービスマニュアル購入してないし、する気も無いので配線図調べる手段が無く、12pinの信号名が良くわからんけどいいか〜w 

んで、CMX-100 H2を繋いでみたら案の定動かない orz
テクトム純正の変換アダプター入れたら動くのかな? でも、持ってきてないし。

夏休みの自由研究という名の、暇つぶし終わり。



追記
JB2のOBD2カプラーのピンアサインで疑問だった、14pinはやはり「CAN L」ではなかったようです。

別件で調べてものをしていたら佐賀県自動車整備振興会さんの青年部さんの資料に行き当たりました。
 青年部資料
の中から
 「各メーカー別 OBD-Ⅱ診断コネクタ配列表(16ピン).pdf」
より、
 「ABS/SRS」
に繋がる診断ラインのようです。7番ピンのK-Lineと同じく(DLC)と書いて有るので、14番ピンもK-Lineなのか???

 

2013年2月2日土曜日

EK9シビックで、テクトムCMX100-H2(ホンダ国際規格OBD2コネクタ用)の接続実験

EK9シビックはJ-OBD2と言う診断規格が義務化される10年以上前に製造されたクルマなので、当然OBD2機器には対応していないのですが、テクトムの
 CMX100 H2
という、OBD2国際カプラーの付いたHONDA車用の小型マルチメーターは、最近主流になりつつあるCAN OBD通信への対応品ではなく、EK9にも付いている旧式のK-Line通信で動作しているらしいので、いつか試してみようと思っていたところ・・・

たまたま
 TECTOM CMX100 H2
が、手に入ったので試してみる。


 メーカーが全く保証していないことを、勝手にやっているので、当然自己責任です。

ホンダ国際規格OBDコネクタ用TECTOM CMX100-H2


テクトム CMX100 H2付いているOBD2コネクター部に刺さっているピンと、OBD2規格コネクターの一般的なピンアサインに照らし合わせると
 4pin SG
 8pin 規定なし
 7pin K-Line
 9pin 規定なし
 12pin 規定なし
 14pin CAN L
 16pin +B
他は未接続。

でも、このピンアサインを見て気になることが2点ほど
●気になる其の1
14番ピンはCAN Lのハズですが、必ずセットなる相方の6番ピンのCAN-Hが接続されていません。(ま、CMX100-H2の作られた時代のHONDA車は、CAN通信自体がありません。軽く調べた感じではパワステだかエアバック系につながるK-Lineのようです。)
さらに別売りのテクトムのOBD II中間ハーネスを見ると、14番ピンに繋いであるハーネスはIGに接続するように指示があり、テスターで調べると中間に抵抗(1kΩ?)を介してありました。
推測するに、CAN信号を読んでいるのではなくCAN信号の有り無しを見て、ABS/SRSのDLC信号の有り無しを見て、CMX100の電源ON-OFFをしているっぽい?

●気になる其の2
8,9,12番ピンはOBD 2の規格通りならば、特に規定されていない空きピンのハズです。
空きピンは各メーカーが独自の通信に使ってもいいらしい?ので、ホンダ独自の通信信号線?

CMX100の電源が切れなくなる車種用の対策品としてオプション発売されていた変換アダプターの配線を見たところ

OBDコネクタ用TECTOM CMX100-H2用変換コネクター


左がテクトムの変換コネクタのメスのOBD2カプラー。右がCMX100-H2のオスのOBD2カプラー。
なぜか配線の本数が違うし。

TECTOM CMX100-H2のOBDⅡコネクター


変換コネクタには
 8pinと、12pin
が付いていないので無視して良さそう?

残った9番ピンは、調べたところSGの4番ピンとショートさせることで、旧ホンダ独自の診断カプラーでいうところの2ピンのショートカプラーと同等のことが出来るっぽい?ので、EK9の配線図に書いてある「サービスチェックカプラー用」のECU側に当たる茶相当?


CMX100 H2のピンアサイン解析結果
最近のOBD2通信機器でよく使われるCAN通信は使っておらず、噂通りK-Lineを使った通信のようなので、K-Line通信しか持っていない旧式の診断カプラーの付いたEK9でも動きそう?
(CMX100-H2の作られた時代には、HONDA車ではCAN通信自体が採用されていません。)

解析を元に、EK9のサービスマニュアルの配線図と、
 テクトムCMX100 H2
の配線を照らし合わせると

CMX100 H2のOBD2カプラーEK9の旧診断カプラー
4pin SG2pinカプラーの黒
3pinカプラーの茶/黒
7pinK-Line3pinカプラーの水色
9pin(サービスチェック?)2pinカプラーの茶
14pin EPS,SRSのK-LineIG電源との間に 1kΩを噛ませて接続
16pin +B3pinカプラーの白/赤

という接続で、良さそうです。


H1と、H2の比較。
左がCMX100-H2、右がCMX100-H1で、本体の見た目はいっしょです。

HONDA車用テクトムCMX100新旧比較


車体への接続コネクター。
左がCMX100-H2(OBD2コネクター)、右がCMX100-H1(旧診断コネクター)。

HONDA車用テクトムCMX100接続コネクター新旧比較


ついでにEK9 CIVIC側の診断カプラー(青の2ピンと、3ピンの雌コネクター)。通常は、奥に見える緑色のゴム製グロメットに刺さっています。OBD0?、OBD1?とか言う事も有るらしい?。
(EK9にOBD2のメスコネクターは付いていません。シビックにOBD2のコネクターが付いたのはEP3からですが、EP3もK-Lineのみ。)

HONDA EK9 CIVIC用旧診断機接続カプラー


参考まで、EK9 CIVICにはOBD2カプラーは付いていないので、実家のJB6ライフのOBDカプラーの写真。

JB6 LifeのOBD IIカプラー


CMX100-H2に付いているOBDカプラーから端子を引っこ抜き、先ほど解析したピンアサインに合わせた接続先に接続。

OBD2コネクターのピン引き抜く


電源ON時の表示

HONDA車用テクトムCMX100動作実験電源ON


「H2」ですよと

HONDA車用テクトムCMX100動作実験H2表示


rpn表示で「回転数表示モード」

HONDA車用テクトムCMX100動作実験回転数表示モード


考え中?数字が出ない (*_*)

HONDA車用テクトムCMX100動作実験表示考え中


エラーになった orz

HONDA車用テクトムCMX100動作実験Err表示


結線を再確認してやり直したけど、やっぱりダメ。CMX100 H2もK-Line通信で間違いないハズなんだけどな~。

失敗。敗因は・・・
 ・CMX100-H2になんらかのガードがかかっているかもしんない?(そもそも繋がる保証無いし。)
 ・K-Line通信の互換性の問題か?
 ・オイラのピンアサインの推測外れ?
怪しい部分は色々ある。


堕話
時々
 EK9 CIVICをOBD2化した
的な、情報を見る事もあるのですが、
 EK9 CIVICのK-Lineを、OBD2カプラーに結線した
と言うことを指していると思っているのですが???(不明)

どちらにしろ、2008年10月以降の新型車に義務化されたJ-OBD2に対応するCANという通信自体持っていないので、J-OBD2対応の機器は間違いなく使えないハズ。

ま、一般でOBD2と呼んでいる規格は、CAN、K-Line、SAE-1850等の複数の通信形式のピンアサインを規定して1箇所に同居させたコネクターでしかありません。どの通信を使うかはメーカー次第。更に空きピンを使いメーカー独自の通信ラインを設けることも許されているので、単純にOBD2対応機器だからとOBD2カプラーがあるクルマに繋いでも、使っている通信規格やプロコトルが違うせいで使えないという場合がかなり多いです。

2011年3月13日日曜日

EK9 CIVICタイプR用の診断カプラー接続タイプ追加メーター テクトムCMX-100H1

追加メーターとして、とっくの昔に絶版になった
 テクトムCMX-100 H1
という診断カプラー接続タイプの追加メーターを取り付けしています。

テクトムCMX-100 H1 TECTOM CMX100 H1

かなり小型のデジタルメーターですが、PGM-FI ECUの診断カプラーに接続するだけで、
 spd 車速(km/h)
 igt 点火時期(deg)
 utp エンジン水温(℃)
 itp 吸入空気温度(℃)
 prs 絶対吸入管圧力(mmHg)
 bat バッテリ電圧(V)
 rpn エンジン回転数(rpm)
を切り替えて表示出来ます。ECUが使用してる信号を表示するので、追加のセンサー取付作業が不要なのが良いところ。

ただし、かなり昔に販売終了しており、今販売中のホンダ車用CX-100は末尾にH2と付くOBD2カプラーに接続するタイプしかラインアップされておらず、互換性も無く、入手も出来ないですけど。

CMX-100 H1の配線接続は、助手席足元の旧診断カプラーという、緑のゴムに嵌っている青色の090カプラーに繋ぐだけなので簡単です。

TECTOM CMX-100接続診断カプラー


取付は、小型なので両面テープでダッシュボード上に貼り付けました。意外と線が太いので取り回しが難しいカモ?



参考
日本向けホンダ車の診断カプラーがOBD2タイプのものに切り替わったのは2001年式以降にフルモデルチェンジしたクルマからで、シビックに当てはめると7代目の7thCIVICのEU系,EP3から。ついでにインテグラはDC5から。(ただし、EP3,DC5もCANは無くK-LINEのみ)
(ついでに、EP3、DC5はカプラーはOBD2なもののCAN通信は持っておらずJB1/JB2ライフと一緒のようなので最近のCAN OBD2対応機器とは繋がらないと思われる。CAN対応のOBD2になったのは、FD2,FN2のSeeBigから。そもそもCAN OBD / J-OBD自体が施行されたのが2008年10月以降の新型車からだし。)

というわけでCIVICのEK9、EK4、EG6や、インテグラDC2、DB8は、OBD2なんていうものは付いておらずホンダ独自規格の3pinの090コネクターが付いた旧タイプ診断カプラーになり、OBD2とは互換性が全くありません。

またOBD2コネクター自体も、CAN、K-Line、SAE-1850等の複数の通信形式を統合したコネクターで、更に空きピンを使いメーカー独自の通信ラインを設けたりしている場合もあったり、どの通信を使っているかはメーカー次第なので、単純にOBD2対応機器だからと、OBD2カプラーがあるクルマに繋いでも使えない場合もあるようです?

OBD2カプラーを使ったCMX-100でも、ホンダ用と、日産用が別れていたり、OBD2対応のホンダ車でもCMX-100 H2が使えない場合もあるようです。


追記

周りに居なかったので知らなかったのですが、EK系のCIVICでもEK3の一部(たぶん、GF-EK3後期の3ステージVTECじゃないやつ??? どこぞのマニュアルはゴッチャに書いて有って解読メンドクサイ~ので解読挫折したので間違っててもシラン。)は、16ピンのOBD2カプラーが付いているようです???
EK9新車購入時に同時購入したホンダの純正サービスマニュアル(60S0327,A23009907Y)を調べたところ・・・。
GF-EK3 OBD配線図

ただしコネクターが16ピンのOBD2カプラーなだけで、基本的に3pinと同じ旧式のK-LINE通信しか持っていないので、OBD2対応機器でも動かないものが多いのじゃないかと???
また上記の配線図から妄想するにつけピンアサインは、JB1/JB2 Lifeと一緒のようだ。

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