友人がDC2インテグラにボディ補強の”筋金君”を取付けるというので休日暇だし~と言うことで手伝いました
(筋金君とは、サイドフレームに元々あいている穴と、ドアヒンジの間につっかえ棒を入れることでボルトオンでボディ補強出来る便利なモノです。)
まぁ自分の通勤用に使っているEK9 CIVICに7年ぐらい前に取付けをしてるのでなんとかなるでしょう(^_^;)
いろいろ苦労したような気がしなくもない!?
DC2インテグラ用、筋金君の同封物
発売当初にEK9用の筋金君を群馬のマルシェまで買いに行ったときは、下側から伸びる斜めのバーしか無かったのですが、いつの間にか上側に付くバーも追加されたようです。確かにこの方が力の分散を考えても良さそうです
DC2インテグラ TYPE-Rへの筋金君の取り付け
インナーフェンダーを外さないといけないので、作業をやりやすいようにタイヤを外します。
筋金君の取り付け作業性を考えたらフェンダーを外してしまった方が絶対楽なのですが、外す部品が多く、チリ合わせ等メンドクサクやりたくないし、フェンダーの取り外し跡があると査定も下がるらしいし?
ウマをかけた上で、万が一の為に車体の下にタイヤを入れておきます。ジャッキだけで作業すると死に目見ます。
+のタッピングビス数個を緩めて、樹脂クリップを数点緩めてインナーフェンダーの後ろ側を取り外します。
ウインカー(サイドマーカー)も作業の邪魔になるので取外したほうがやりやすかったです。
アンカーボルトの取付け
この作業が一番やっかいです
添付の取り付け説明書に有るようにアンカーボルトに付いているステーを曲げます
作業の際フェンダーのエッジで手や手首を切る可能性があるので気をつけましょう!!後ほどのドアヒンジのボルトを緩めるときが特に危険です。
ユニクロメッキされた鉄板ですが、薄いので手で簡単に曲がります。
ただし曲げすぎるとサイドフレームの中で曲げを戻すのに苦労するかも知れません?
フェンダーを取外した方が作業しやすいのは確かです
上側ドアヒンジ近くのサイドフレームの穴からアンカーボルトを入れます。
サイドフレームの中にも構造物が有るので、曲げを戻しながら構造物を避けつつ中に入れていって前側の穴からアンカーのナット部分が顔を出すようにします。
うまくいけば2~3分、コツがつかめないと延々と・・・。
曲げ方が悪いと入りませんが、変な曲げ方をするとまっすぐ戻すのに苦労するので、試行錯誤するしかありません。
特にサイドフレーム内の構造物や、ズボラこいて取り外さなかったフェンダーが邪魔者です(^_^;)
フェンダーが無ければサイドフレーム内の構造物の確認もしやすいので作業はやりやすいです。
アンカーのナットがうまく入ったら、筋金君本体の取り付けに移ります。
アンカーボルトの雌ねじの先端を少し面取りしてから作業すれば、全然楽になるんじゃないのか?と後でオモツタ。
インテグラのドアヒンジをとめているボルトを緩める
ドアヒンジをとめているボルトを緩めます。
注
ボルトを締めるまでドアを開けない事!!下手したらドアが落っこちます (((((((・・;)サササッ
ドアヒンジのボルトはかなり固いのでトルクのかけられる12mmの長いメガネレンチ等を使わないとネジがゆるみませんでした。
しかも手首切ったり、怪我の可能性が非常に高いです。フェンダー外せば良かった!?と思いつつなんとか作業。
ラチェットレンチではフェンダーのエッジと干渉するので1本しか緩められず、残りの2本は苦労して外しました。フェンダーを外していれば問題無く作業出来ます。
DC2インテグラへの筋金君の仮付け
筋金君を挟み込むと、元々ドアヒンジを固定しているボルトは長さが足りなくなるので製品に付属のボルトに交換します。
上側が純正のボルト、下側の金色ユニクロメッキのボルトが筋金君の付属ボルトです。
とりあえず、この段階では下側の突張り棒は、2本のうち1本をかなり緩めに仮留めします。理由は後で説明します。
上側も一番上のドアヒンジ取り付けボルトを緩めて取り付けます。この際、上側ドアヒンジの下のボルトは絶対に緩めてはいけません!!(ドア外れて泣くことになります)
先ほどのドアヒンジ側のボルトをかなり緩く仮留めしたのは、
筋金君を固定するボルトを、アンカーのナット部分に入れる際に、アンカーのナットを探るのに、このぐらい筋金君を動かせるようにした状態で合わせると、やりやすいからです。
文章で書くと難しいですが、アンカーのナット部分をサイドフレーム穴に合わせてから、筋金君を重ねて、ボルトを回しながら結合するという感じ?
これを筋金君のヒンジ側のボルトを締めてしまって、サイドフレーム側の取付点の左右の自由度が少ない状態で作業をしようとすると、アンカーのナット部分の位置合わせに、ものすごく手こずる事になります
このボルトがうまく入れられたら、先ほど1本残してあった下側のドアヒンジのボルトを入れてボルトを締めます。
上のドアヒンジを固定しているボルトは本締めして大丈夫ですが、下側はドアの閉まりの調整があるので堅目に締めた状態で、ドアの閉まりの確認をします。
インテグラのドア閉まり具合の調整
作業中ドアを開けていなくても、ヒンジの取り付けボルトを緩めただけで、ドアはほぼ確実にドアが下がって確実に閉まりが悪くなります。
そーっとドアを閉めて、どのぐらいドアを上げて固定すればいいか確認した上で、
1人がドアを持ち上げながら、もう1人がヒンジの取付けボルトを緩め・締めをして調整します。ボディ側のストライカーの位置を見ながら重力で下がる分を考慮して、引っかからずドアが開け閉め出来るように調整して、本締めします。
ドアを持ち上げてくれる友達が居ない場合は工夫しましょう(^_^;)
EK9 CIVICの時は知らなくて、取付けが終わって乗り込もうとしてドアを閉めしようとしたらガチャンと言って半ドアで止まって泣きましたよ (T○T)
全部のボルトの本締めが終わったらアンカープレートを、こんな感じで曲げておきます。なぜならウインカー・ウィンカーのハーネスと近い位置に有るので干渉すると後々の断線が怖いからデス。
あとは取外したインナーフェンダーを元に戻して、タイヤを付けて試走に出発。
このDC-2は、サーキット走行用に車高調整ダンパーが入っているインテグラTYPE-Rなのですが、筋金くんを入れることでフロントサスペンションがちゃんと仕事するようになった感じがしました。
シビックは走行数千キロのほぼ新車時のノーマルサスで筋金君を取り付けしたので違いはよく分かりませんでした。