2016年12月17日土曜日

EK9シビックのクラッチ、エンジンマウント、ミッションオイル、ステアリングギアボックスブーツ等の交換

今年の春ぐらいからクラッチの調子が悪く、繋がりが急でハンクラ領域がかなり狭く、ジャダーもひどくなってきたので、クラッチのOHと、エンジンマウントの交換したほうがいいかも???と、思い始めてから半年超。ダンパーの無いディスクの強化クラッチを組んだ上に、ハイカム組んで低速トルクの薄いローバーミニの方が発進が何倍も楽って・・・。

新車で購入して17年、13万キロ超だけど一度も交換してないし、この辺で交換しておいてもいいか~。と、

後で購入しようとするとめんどくさいので、新車の購入時に一緒に購入しておいたサービスマニュアルを見ながら作業を進めたのですが・・・。
ま、作業全部の写真は無いので写真の残っている分だけ。ま、元々自分用の記録だし。

ミッションオイルを抜こうとしたら、9.5mmの四角穴のボルト


バックセンサーやらの配線を外し、スターターの配線を外そうとしたところで・・・。


エアクリ邪魔で作業がしにくく、サービスマニュアルには記載がないけどエアクリーナーを外す。下側がネジ止めじゃなく押し込みなので抜けす。無理やり引っ張ると17年物の樹脂ナンテすぐに割れるのでブラケットごと外す。


これでスターター周りにアクセスしやすくなり・・・。



車速センサーのカプラーも外しやすくなる


クラッチのレリーズシリンダー周りを取っ払ったところ

プランジャーのボールが減り過ぎ!! ここの部品は購入していないので後日交換???

エキマニを外すのだけど、純正流用チューンでインテRの98SPECのタコアシに交換してあるので上から外す必要があり、遮熱板のネジも熱錆びしていて折れそうだと思ったら1本折れた。


タコアシの下側を外そうとしたら、なぜかオイル染み???


その上側を見たらパワステの低圧側のホースがオイルで滲んでいるので、犯人はこいつのようだ。ホースバンドの位置変えて締めなおしゃいいか?


で、タコアシから生えているブラケットが破断。溶接をどっかにお願いするか?かなり前から捥げていたようだし、このまま取っ払って軽量化???

B16Aと違って、B16BはB18Cとブロックハイト同じだから純正と変わらないので設計値以上の無理な力がかかっているハズは無いんだケド?
結局、いつもローバーミニのメンテナンスをお願いしているところで溶接してもらう。

ドライブシャフトをミッションから分離する前に、ナックルを切ろうとしたらラックブーツ切れを発見。


サービスマニュアルと違う形をしたエンジンをミッションを繋ぐ補強スティフナーを外し、錆びついたフライホイールが見える。


下側のミッションマウントを外しーの

予定通りゴムが切れていて、部品は購入済みで問題なし。

ミッションの分離にかなり難儀することになる。
バールで抉る、でっかいハンマーでブッツ叩く等々、数々の荒行の応酬を1時間以上あびせミッションがようやく外れる。17年間もエンジンとくっついていたので離れたくなかった?(ノックピンが錆びて固着していた。たぶん塩カルと、17年も触っていなかったせいで固着した?)


クラッチカバーを外そうとしたら、ここだけ12ポイントのボルトだった。


外したクラッチディスクと新品のクラッチディスク
部品番号 22200-P2T-035

13万キロ超えた割には減ってないような気もするけど、ダンパーのスプリングも経たっているだろうし、交換しておく

クラッチカバーはカバーの爪と、レリーズベアリングとの接触面がかなり減っていて寿命に近い感じ。13万キロ超えてますから・・・。新品と比べると爪の角度が浅くなっているので、クラッチフィールが悪い主原因はカバーだったかも?


裏側は特に問題無さそうだけど?


レリーズフォークと、レリーズメアリングをミッションから外して点検。


ピボット側はほとんど減ってないし、ピボットの当たるフォーク側も殆ど減ってない


レリーズシリンダー側のピボットは、ボール側のダメでしたが、フォーク側もダメなので、予定通りフォークも交換


レリーズベアリングはジャー、ゴロゴロで、ガタも大きいのでいうので、予定通りゴミ


1日で終われるかな~と軽く見積もっていたのですが、ミッションの分離に手間取り時間をロスした事もあり、日が暮れて暗く寒くなってきてしまった上に疲れたので残りは明日!?暗い中急いで戻し作業をしても、あの備品が無いだの見落としだのが起きてロクなことが起きない。



パイロットベアリングを交換しようと見ると、ホンダってフライホイール外さないと取れないの?って、サービスマニュアル見たら・・・。フライホイールの固定ボルトは高トルクで締まっているクセに工具のかかり代が浅いという・・・。


パイロッドベアリングを引っこ抜き


新しいベアリングに交換。NTN製からNSK製に変わったけど汎用ベアリングだしコダワリなし


リア側のエンジンマウントを交換しようとしたら、工具の振り角が取れず、振れる短い工具じゃトルクが足りず17年もくっついていた塩カル塩害を受けたボルトは全然緩まねぇし・・・。


気持ち柔らかくなっている気がしなくもないですが、特に割れもないので変えなくても良かった?
部品番号 50810-ST7-Z00


ミッション側の確認
れリースフォークのミッション側ピボットは減っている感じもないので再利用でいいやと


レリーズフォークは、レリーズシリンダー側と、レリーズベアリングへのあたり面がグリス切れによる多目の摩耗が見られるので交換


ゴロゴロいうレリーズベアリングは交換
部品番号 22810-P21-003


ちょっと残っていたオメガのグリスを塗り


ミッション側のシャフト周辺は、オメガのグリスが切れてしまったのでウレアグリスを塗っておく。


右側のエンジンマウントは切れていたので交換
部品番号 50805-S04-000


今回外したエンジンマウントの中では一番程度が悪かった右前のエンジンマウント
部品番号 50841-ST7-Z00


ミッションを結合する前に錆びついて抜けないノックピンにグリスを塗ったぐりミッションを結合し

ミッションオイルは、HONDA純正のMTF IIIにしておく。純正のLSDのままで、機械式LSDを入れているわけではないので純正で十分。

オイラは基本的に強化ブッシュは使わわないのですが、シフトロッド周りのブッシュだけは百式自動車の強化ブッシュに交換


ナックルの下側のボールジョイントが外れなかったせいで、ドライブシャフトを差し込むために追加でいろんな部品を外す羽目になるわ ま、ミッションをもう一度外せば良かったのかもしれないけれども、外すと付けるのしんどいし・・・。
暗くなってきてL/Rの刻印が見えず作業したら足周りは誤組するわ・・・。と、ミッションが載ってから動けるようになるまで4時間ちょっとかかる orz

今回は、腕が上がらなくなるわ、腕の力や握力は無くなるわ、今までで作業で一番しんどかった (^^;
いろんな部品は固着しているわ、下回りの部品は塩カルで錆びて固着か、脆くなってるわ・・・。消耗品交換と言うよりは殆どレストア?
苦労の介もあり、クラッチ接続時のジャダーも消え、ハンクラもまともにできるようになる。


一回ぐらいクラッチ交換しているんでしょ?
と言われても、エンジンも、ミッションも、ドライブシャフトブーツ・・・17年13万キロ超えで新車から一回も交換してないモン。壊れなさすぎるのも問題かもしれない?

■予定残
エンジン左側のエンジンマウント2つの交換


■追加作業
クラッチレリーズプッシュロッド交換またはOH、マスターも?
エキマニ遮熱版ねじ切れ修理
ラックブーツ交換
フロントスタビリンク交換
ヘッドカバー周りオイル漏れ修理
さびて朽ちそうなねじ類交換
パワステ低圧ホース側オイル漏れ経過観察



2017年2月25日

暖かくなってきた事もあり、年末にクラッチの切れが良くないという理由で始めたクラッチ交換のついでにエンジンマウントの交換もしようとしたら、作業が重すぎて2日でも終わらず残したまま2か月近くほったらかしていた作業を再開することにする。

経過観察部分は、
「フロントスタビリンク交換」は、部品は購入したもののすっぽ抜けていたピロボール受け部の樹脂を構造用接着剤でくっつけるという応急修理で問題なさそう?
「低圧ホース側オイル漏れ経過観察」は、とりあえず前回の誤魔化し修理でとりあえず漏れは止まったみたい?
なので、経過観察継続。


とりあえず残りのエンジンマウントを交換からかなと
中途半端に交換したせいか?アイドリングからちょっと上の変なポイントで軽く共振が出ていたので、新旧が混ざっているとせっかく新品に交換したマウントに良くない気がするし?と、早2か月 (^^;

いつものごとくジャッキアップして外したタイヤは車の下に入れて万が一の生存空間を確保


左前の下側のマウントから交換するかと?アンダーカバーを外したところ


見事にゴムがちぎれているような?


新品と並べてみる。今回交換したマウントの中で一番程度が悪い感じ。
50842-ST7-Z00 EK9エンジンマウント左前

ボルトには塩カル?で錆びたと思われる白っぽい浮き錆が・・・。


新品のマウントを取り付けようとしたところフレームにぶつかり取り付けできず、エンジン横のマウントを同時進行で交換しないと無理なようでエンジンマウントを外しにかかろうかと思ったらエアコンと、パワステのホースが邪魔でパワステホースをポンプから分離する羽目になる。


単純にエンジン横のマウントを外すとエンジンが落ちすぎるのでオイルパンの角にジャッキを当てて支えました。支えどころを間違うとオイルパンが凹むのでおすすめしませんがね。


新品のマウントと並べてみると、荷重で縮んでいるけど交換しなくても大丈夫な気がしなくもない?


新品のマウントを組み付け、下側のマウントとバランスを見ながらなるべく無理な力がかからないように位置決め固定して終了。


他の残作業をするにももうすぐ日が暮れそうなので、スパークプラグの点検でもしておくかと

ヘッドカバーが汚すぎ、ヘッドカバーのオイル漏れ修理もやらないとな~

焼けも揃っているし、いい感じに焼けているので触る必要ないやと



■残作業
ラックエンドブーツ交換
クラッチレリーズプッシュロッド交換またはOH、マスターも?
ヘッドカバー周りオイル漏れ修理
エキマニ遮熱版ねじ切れ修理
さびて朽ちそうなねじ類交換

とりあえず次は上の2つが片付けば一段落??? ま、18年目13万キロ越えなので油断ならんけど。

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