2023年1月15日日曜日

完治:EK9シビックタイプRが会社帰りのスーパーマーケット買い物後や、給油直後の温間始動でなかなかエンジンがかからない時がある(207,000km)

会社帰りにスーパーマーケットに立ち寄り10~15分後に再始動しようとすると、始動に手こずるということがままあり週3日前後の立ち寄りで、2週間に1,2日は始動不良が発生。ガソリンスタンドのセルフ給油直後の温間始動不良も半年で2回ぐらい遭遇。

事象的には、セルを数秒回すも初爆している感がなく、一度止めてを数回繰り返し、その間アクセルを微妙に開いたり、煽ってみたり効果があるのか無いのか? その後少し多目に待ちを入れてからセルを回してようやくかかったり、かからなかったり、何度か目にようやくエンジン始動。というような感じで、半年間近く何が悪いの分からずに悩む事になる。

一度始動してしまえば不具合も無く、朝一や停止から1時間以上あけた後の冷間始動も問題ないし、セルは元気に回っているのに、温間始動の時だけエンジンがかかりにくいという意味不明。

一般的に温間の始動不良の原因と考えられるのは、イグナイター・コイル周り?とか、燃料系のパーコレーションとか?燃料ポンプの寿命?
温間再始動以外は問題ないから点火系は?冬の寒い時でも発生することからパーコレーションは起きている可能性は無さげで? 半年ぐらい前から症状が出ていて温間始動以外問題ないことから燃料ポンプも大丈夫だろうと?どれでも悪化していきそうなのだけど悪化もしなければ、良くもならないと思っているうちに発生の頻度が上がってくる。

最後はそのスーパーマーケットに立ち寄るとエンジンがかかりにくくなる呪いでも有るのではないか?とまで、2か月ぐらいかけてあーだこーだセンサーやら何やら交換しては、症状確認しての沼にはまりかける。

1 バッテリー交換
結果:10年以上何度もバッテリー上がり再充電して使い続けたバッテリーを、新品に交換したが効果なし。

2 プラグ黒いので点火系の不具合?と点火系の主要部品を交換
2-1 デストリビューターオーバーホール(コイル、イグナイタ、ローター、キャップ)
2-2 プラグコードの交換
2-3 メインリレー交換
結果:最初の2週間ぐらいい症状が発生せず治ったかと思ったが、温間始動不具合が再発。
不具合は治らなかったものの定速巡行時のアクセル開度が減り、燃費が1km/l以上改善して通勤燃費が13.8~14.7km/Lに。
燃費改善は、コイルかイグナイタが劣化していた影響?

3 燃料補正に関連しそうな各種センサー類を交換
3-1 O2センサーの交換
3-2 PGM-FI用水温センサーの交換
3-3 MAPセンサーの交換
3-4 吸気温センサーの交換
結果:水温センサーの抵抗値異常(抵抗値増加、不安定)が発覚。
点火プラグの焼けも黒から白に戻る。温間始動不具合は1月以上再発なし。

水温センサーの故障が主原因のだった模様で、温間再始動時の低水温補正がかかりすぎプラグがかぶり始動不良になっていた模様?故障検知の警告灯が点灯する事もなく、メーター用の水温センサーは正常だったためメーターを見ても故障に気がつかない、罠。
燃費も改善したし、ついでに20年以上無交換だった点火・センサー回りをリフレッシュ出来たのでいいかと。


以下、経緯をだらだら書き連ねた長ーーーーい、駄文。

元ディラーメカの知り合いと話をしていたところ、バッテリーかも?と???
でも、セルは元気に回るのにバッテリー??? 半信半疑なものの他の手は思いつかないのでダメ元でローバーミニのバッテリーと交換して様子をみるかと。(ローバーミニはCIVICを同じバッテリーが使えるように改造してあるので入れ替えできる。)

入れ替えしたバッテリーも年代物で、氷点下の冷間始動時にカーステの時計等の初期設定が飛ぶということが何度か起こりはしたものの、1ッカ月間の様子見で温間始動の不具合は発生せず。

念のため元のバッテリーに戻すと交換3日で温間始動不調が再現。バッテリーのせいと考えて間違いないだろうとの事で、新しいバッテリーに交換することにする。
38B19Rか40B19Rなんて1980~2980円ぐらいのつもりでホームセンターに行ったら、廉価グレードで5478円もしあがる。物価上がりすぎでしょ。

せっかくの新品バッテリーということから、内部抵抗を計測してみる。内部抵抗8.10mΩ

温間始動がダメなものは13.66mΩ
内部抵抗が約1.6倍有り劣化が進んでいる???
去年、一昨年と在宅、外出自粛でクルマを動かす機会がなくバッテリーが上がりさせまくったので、パルス充電等のサルフェーション対策はしていても劣化が進んだのかも?


バッテリー交換から2日目の給油直後にエンジンかからず、3日目の会社帰りに立ち寄ったスーパーの駐車場でエンジンがかからず、どちらも数回の始動トライでエンジンはかかったのだけれども、点火まわり???(イグナイターとか?コイルとか?)


プラグを外してみる。標準が7番のところ6番を使っているのに電極が黒くてどこかに不調が有るっぽい?全体的に黒いから特定のシリンダーというより全体的に症状が出ているような感じだからインジェクター、燃料周りではなく、点火系かなと?新車の頃は、8番の冷え型プラグを入れても電極は白かったもの。
これでも通勤燃費なら12~13.5km/lぐらいは走っていたり。

■デスビ内部の点検
デスビを外す。戻す時に点火時期がズレないように外す前にマーキングしておく。

デスビ周りのオイル漏れは無く

キャップを外す。なぜか上側に茶色い粉、砂?

ローターを固定しているプラスネジを外してローターを外す

パッと見は若干錆びていたりするものの不具合は?

20万キロ以上使っている割に軸受周りはきれいで、ガタとかオイル漏れはなく

■点火コイルを点検
端子に錆が見られ、樹脂モールドにクラック。要交換?

充填している樹脂が錆び色のマーブル状態で、内部にも錆が発生しているかも?
新車から乗っていて水没した事は無いのだけれども、デスビキャップの下側にクラックが入ったまま気が付かず乗っていて、デスビキャップを外したら水・砂が浸入した形跡が残っていた事があり、その影響???

コイルの抵抗を測ってみると1Ω表示。テスターリード同士のショートで0.3~0.4Ω表示だから1次側は0.6~0.7Ωだろうから大丈夫でしょう?

2次側は15.55kΩ
とりあえずただちに交換しないといけないレベルでは無いにしても、交換しておいたほうが良さそう?

■イグナイタの点検
昔、エコランとかミニの点火系改造で使っていたイグナイターが似たような形だったような?と、ジャンク箱から探してくる。
左がジャンク品、右がシビックに着いていいたもの。当時物のホンダ純正部品。下側の番号を見ると在庫ジャンクの方が古そう?
20年以上前のものなので何用だったかなんて忘却。

どちらも「E-12-303 HITACHI」と書いてあるのでイグナイター自体は一緒。だたし、裏側に付いているマウント金具が違う。
イグナイタ本体は同じものなのでマウント金具を付け替えて転用すればいいやと。
ちなみに、テスターで各端子の抵抗を測ってみましたがジャンクもシビックに付いていたものの抵抗値が1割まで違わずテスターでの良否判定は出来ないっぽい?。

交換しようと思ったのは、シビックに付いていたイグナイタの真ん中の丸い赤いゴムの周りが変色しているのが気になり

中をみると中のコンデンサの上の部分の封止の樹脂がむしれて、コンデンサのハンダが酸化して黒くなってるのが見える。コンデンサの色も濃いので劣化していそう?

セラミックコンデンサの劣化っぽい、雰囲気


コンデンサを外して容量を確認すると495.5nFということは約0.5uF。どうなんだろ?

■プラグコードの交換
ついなので10年以上交換した記憶のないプラグコードも交換。NGKのパワーケーブルから、NGKの純正相当へ。抵抗値が10倍違うんであんの。
NGK新品プラグコード
 1番6.4kΩ 2番5.5kΩ 3番4.8kΩ 4番3.6kΩ
20年ぐらい使ったNGKパワープラグコード
 1番0.679kΩ 2番0.593kΩ 3番.0.490kΩ 4番0.366kΩ
1番と4番で倍ぐらい抵抗が違いますが、プラグコードの長さに比例するので正常です。
長さが違っても抵抗値が揃うのは永井電子のウルトラプラグコードぐらい???

気温10℃ぐらいのファーストアイドルが1500rpmで水温が60℃を超える頃には1000回転以下になり調子は良さげ?これで症状が収束すといいな~。



エンジンの回転もスムーズになり快調だと思っていたのも束の間、最初の3日は問題無かったものの、4日目、5日目の給油、買い物後に症状再発。

エンジンチェックランプが点灯した記憶は無いのだけれども故障コードを見てみるかと、SCSショートカプラーを繋いでIGを入れてみる
エンジンの故障コードは無くて、ABSが長点滅1回、短点滅6回でコード16の右リアのセンサー異常。たぶん車輪ロックの誤検知と思われる。

■メインリレーの交換
メインリレー(39400-S10-003)を交換する事にする。一応ハンダ付のやり直しはしているのだけど、中にある黒い樹脂カバーで覆われたリレーの中の状態まではわからないし

ブラケットのメッキの色が違う以外は違いなく

■点火コイル、デスビキャップ、ローターの交換
イグナイタの交換時に、抵抗値は規定内だったものの、錆びがみられ怪しかった点火コイルも(30510-P73-A02)交換

デスビを開けたついでに、キャップ(30102-P72-006)とローター(30103-P73-003も交換

何故か?ローターの裏側の形状が違ったり・・・・・・。両方とも純正部品なんだけど。

これで点火系はほぼ一新されたから、残りは燃料系のプレッシャーレギレーターと、燃料ポンプ、インジェクタぐらいなのだけれども入手に問題が。



メインリレーと、点火コイルの交換から2週間経過し、今のところ始動不良の再発は無いので、主犯はメインリレーだったのかなと?
メインリレーのハンダは、ちょっと前にやり直しているのでハンダ割れ等のトラブルではないと思うので中にある黒い樹脂カバーを被っているリレー内部に不具合でもあるのかもしれない?


イグナイターや、コイルの交換も無駄ではなく、エンジンが静かになり~加速もよくなり~巡行時のアクセル開度も減り~結果、通勤燃費が1km/Lちょっと改善して13.9km/まで上がる。


■メインリレーの内部点検
外したメインリレーを分解して、抵抗値やら、ダイオードやら確認するも問題なく、リレーのカバーを外して中を見ても異物も接点荒れも無く、問題無さげ?
と、思っていたら交換から3週間目に温間始動不良が再発。

ここまで来たらセンサー類一新してやろうと考える。20年越で、今ですら入手が出来ないものもチラホラ。

■O2センサーの交換

Amazonで見つけたDENSO製をうたう互換品のO2センサを購入し交換する。

取り外したO2センサーも、ヒーターの抵抗値が13.4Ωで、センサー側が無限大でたぶん規定内。

完全互換品と噂のセンサーは、ヒーターの抵抗値が16.0Ωで、センサー側が無限大でたぶん規定上限ぐらい?ま、大丈夫でしょう。


■水温センサーの交換
カムプラグからのオイル漏れで汚れているけど、エンジンチェックが点いたことも無いし、水温系の動きは問題無いし
点検してみると5.33MΩって抵抗値が高すぎ&安定しない、テスターを当てるたびに抵抗値が変わる。明らかに壊れているので要交換。

温間再始動時の始動不良以外にも、温間始動時にファーストアイドルが2000rpm近くまで上がりしばらく下がらない事象が出たことが何度か有り、その原因はこれのせいか? 抵抗値が上がると水温が低いと勘違いされるのでアイドル回転数が上がるから。
20年ぐらい前に実験用に購入したセンサーが出てきたので交換してやる
抵抗値が24.71kΩで、抵抗値が全然違うし。


水温計の表示は問題なかったんだけど、なんで?と調べたところ、純正の水温計の表示用のセンサーとコンピューターに繋がっている水温センサーは別なんだと。

■MAPセンサーの交換

MAPセンサーって高価だからどうしようと思っていたところ、水温センサーを探していた時に、実験用に入手していた中古品のMAPセンサーも発見したので交換してみる。型番がシビックに付いていたものが079800-4250で、何用か不明の中古品が07800-3000と違うんだけど大丈夫でしょう?と、ダメだったら戻せばいいし。

■吸気温センサーの点検

汚れていると不調の原因になることも有るようなので外してみたところ、なぜかオイルでベトベト。ブローバイ?

抵抗値は2.77kΩで問題無さげ?とりあえず、洗浄して元に戻す。
オイルでベタベタだったし、交換したほうが良さげ?


吸気温センサーは注文するとして、燃料周りのフューエルプレッシャーレギレータと、燃料ポンプと、インジェクタまで交換すれば一通り交換終了かな?と、それでだめならばエンジン本体の不具合?
でもフューエルプレッシャーレギレータと、燃料ポンプは社外品でなんとかなるとしても、インジェクターは洗浄に出してみるか?中古?

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