最近、ヒューズは劣化するので寿命が10年ぐらいという話を聞き、古くなるとどうなんの?と。うちのシビックは新車から断線したもの以外は触っていない状態で倍以上の21.5年で19万キロ超えて使用しているし。
劣化と考えると抵抗値が増えるのか?で、そもそもヒューズの抵抗値ってどうなんだっけ?と、とりあえず新品のヒューズの抵抗値を測ってみる。
ミニブレードヒューズと低背ヒューズの抵抗値を測ってみる@ミニ乗りの堕話
新品の計測と同様に東京デバイセズ製のIW7807を使用して、CIVICに付いていた新車時から無交換の10年どころか約21.5年モノのヒューズを外して抵抗値を計測してみる。
抵抗値の計測結果(計測時の温度は、たぶん1桁後半から10度台前半ぐらい(微小な抵抗値の計測は温度によっても変わったりするから))
→ ミニブレードヒューズのOLDがシビックから取り外したヒューズ
感想
・平均すると、古いものは新品より0~5%抵抗値が高かった。
ま、製造ばらつきとか、メーカー違いの誤差範囲に入りそうな程度?
・端子部分の酸化による抵抗増加の方が多いのでは?
経験上、ヒューズ系のトラブルは、ホルダーとの接触部の抵抗が増えて発熱して溶けるとかそういう系が多いような?
劣化を抵抗値から見たところで20年超えしたものでも交換が必要かはよく分からない??? でも、端子部の色を見ると表面の酸化は進んでいるようなので、数年に一回ぐらいはヒューズの抜き差しをして接点の当たりを変えてあげたほうがいいかも?と思った程度。逆に、抜き差ししすぎて接点が緩くなると別の接触不良トラブルの元になりかねないのでマメに抜き差ししすぎる事はおすすめしない。
酸化皮膜を落としたら抵抗減るんじゃないか?と、疑問。柔らか目のワイヤーブラシで酸化皮膜を磨いて追加の計測。
再計測。OLDの端子磨き有無は、表の上では並んでいるように見えますが個別管理していないので対比していないのであしからず。
抵抗値がちょっと下がったのと、バラツキのレンジが狭くなった、という当たり前の結果になる。
端子を磨いたら逆に抵抗が増えたものもあるようで、mΩオーダーの抵抗値の計測はちょっとしたことで小数点以下の値がすぐに変わるので難しい。ちゃんと計測するならば1個について数回計測して平均とか?最小値を取るとか?気が遠くなる割に大きく変わらなそう。
端子を磨いたヒューズの確認前は新品より抵抗値が下がることを期待していたのですが思ったほど下がらなかったので、やはり劣化している? メーカー違い? 製造時期違い? 20年以上前のモノなので作りの差? とか思いつくことはいくつか有るものの、最大の問題はOLDの初期値が分からないので良くわからない。
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