2021年1月22日金曜日

車の配線加工でよく使うギボシ、オープンバレル端子のカシメ方

車の配線加工でよく使われるオープンバレル端子(ギボシ、平端子、丸端子、Y端子)のカシメ/圧着にいて
カシメ部がこんな感じの形状の端子をオープンバレル端子と言って

ものによっては、左のように広がった形をしていたりしているものがあったりしますが、この形状ではカシメに失敗しやすいのでカシメる前にラジオペンチ等で右の端子のような形状に修正したほうがいいです。

カシメ作業専用の工具として電工ペンチというものがあります。電工ペンチはいろいろと使いましたが個人的にはENGINEERのPA-01コードプライヤーが端子がきれいにカシメできるのでお気に入り

電工ペンチの購入時は気を付けないと、丸端子専用でオープンバレル端子のカシメ機能がない場合があるので要注意。

こんな感じに巻いてカシメれる。


オープンバレル端子のカシメ順序としては線側を先にカシメるのがお勧めで、カシメが終わったときに銅線がカシメ部よりちょっと出るぐらいにすれば抜けにくくなる。

被覆のカシメに移る前に、この状態で線を引っ張ってみてガタがあったり抜けてくるようなら配線接続時に接触不良になるので、再度力いっぱいでカシメするなりしてガタが出ないようにする。

線の太さが足りない場合、線径に合わせた端子を探すのも大変なので銅線を長目に剥いて折ることで線径を稼ぐなんて小技を使ったり。

接触不良対策でハンダ付けする人がいるようですが、銅線にハンダが流れ固くなり後々銅線が折れて断線トラブルのもとになるので、オイラはやりません。被覆も融けたり良いことがない。

ついでにオープンバレル端子のカシメ以外にも、被覆剥きや、丸端子のカシメもついているので、これ一本で概ねなんとかなる。



ついでに HOZAN P-704 も出てきたので・・・。
昔々、いろんなサイズのオープンバレル端子がカシメられて最高じゃん!!と購入したもののカシメ後の形状が好きじゃないので、ほぼ実用で使わず工具の肥やしになっていつの間にか錆びてたなんて


ギボシの銅線側ですが丸まらずぶつかってしまいカシメられないなんて事が起こりやすいような?

ちょっと肉厚だとこんな感じになりきれいに巻き込んでくれず、固目の材質だとラジオペンチあたりでカシメたみたいに折りたたまれたりななんてことがよく起きる。唯一ちゃんとカシメ出来たのが、某100円均一で購入したギボシは肉薄で柔らかかったのでうまくカシメられたことがあったような?

被覆側のカシメもキライ。

丸まってうまくカシメ出来ているように見えるんですが、下側の角が鋭角なのが分かる?かと
板厚が薄目の端子だと、角に負荷が集中して割れてしまい、電工ペンチから端子を外したところで端子がポロっと折れカシメ出来ないみたいな?

んで。外れを引いたのかと、会社にあった同型品を借りて試したら変わらず・・・。うまく使えている人いるんですかね?これ?
これじゃないとカシメ出来ないサイズの端子以外では使わなくなりました = 何年も使ってない

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