2020年5月9日土曜日
EK9シビックのブリーザーチャンバーと水冷オイルクーラーのオイル漏れ修理(188,980km)
オイルパンパッキンやら、スプールバルブのパッキン、カムのエンドプラグ、ついでにカムとクランクのオイルシールまで交換してしてオイル漏れも止まったかと思ったのだけれども、拭き取ればしばらく滴ることは無い程度まで改善したもののオイル漏れが止まらず、走行後の停車時にブローバイ臭がすることがしばし。
もう一回オイルパンを剥がして、液体ガスケット塗りたぐって組み付ければ止まるんじゃないか?と、新しいオイルパンパッキンとエンジンオイル対応の液体ガスケットを購入をしたまま、早?ヶ月
ある日、一通り怪しい所は手当てしたのにオイル漏れが止まらないと、知り合いに相談したらオイルパンが歪んでいてエンジンブロックとの合わせ目から漏れているのかも?とも言われたり、でもオイルパンより上側から漏れている感じがするんだよな〜。でも、どっから漏れるんだよ!! と???
調べているとブリーザーチャンバーとかいう、純正オイルキャッチタンクとエンジンブロックとの間のOリングが劣化するとオイル漏れを起こすことがあるらしい?
フロント側を持ち上げてウマかけて下に潜って確認すると、確かにその辺りが怪しい感? でも、隣のオイルフィルタ?水冷オイルクーラー?も怪しい感じ。なので、この2箇所を修理することに決める。
でも、これ、交換するのはたった2個のOリングなんだけど、すごくめんどくさそう。ブリーザーチャンバーを外すのどうすんの?と、構造が最悪でブリーザーチャンバーはインマニの補強ブラケットでシリンダーブロックに押さえつけられているという・・・。ブリーザーチャンバー単体で外せるようにしておけよと。車載後のメンテナンスのこと考えてないでしょ構造。
どうやるかと眺めて、インマニを外して上から作業するのは外すものがいっぱいありすぎでパッキン類どんだけ交換になって、配管外すときにどんだけ壊れるかと考えたら悪寒、上側の部品が無くなってもエンジン後ろだから結局上から届かなくて苦労しそう。て論外。下から作業するにして、面倒でもエキマニ外してチマチマやるしかなさげ。
と、部品を集めてから3ヶ月近くウダウダとメンドクサイと先延ばし。
GWのSTAY AT HOMEで、9日間の休みの予定がなんもなくなり外出しても行き先がなく、作業途中で挫折して数日かかっても困ることはないし、重い腰をあげ作業をするかと?しかも、休みが明けてもしばらく週1出勤程度の在宅勤務みたいだからしばらく動かなくなっても困らなそうだし。
まずは邪魔なエキマニを外し、ブリーザーチャンバーを固定するインマニブラケットを取り外し作業に入る。
パワステ配管が絶妙に嫌な位置にあって手が傷だらけ。パワステ配管のブラケットを外してフリーにすればちょっとは楽になるカモ?と、外そうとしたらパワステ配管の固定ネジが錆びていて回そうとレンチをかけて、手感的に「このネジ緩めようとしたらゼッテー折れる」と、場所的にサブフレームの上だから折れたネジ除去してタップ立て直しなんてことになっても対処に悩むことになるのは確実なので諦める。手袋してたらひかっかりまくって作業にならず、素手での作業になり手の甲が傷だらけ。
一番右側の固定ネジに工具をかけるのが難しく緩めるのに1/4のソケットやら、オフセットメガネやら、手持ちの工具を駆使し少しづつ回してなんとかネジを外しインマニブラケットがずらせる状態まで来る。インマニブラケットを洗浄したいので外したかったのだけれども、配線やらワイヤーやらが付いていて、こんなん外してられっか!!と、更にブリーザーチャンバーも外して綺麗にしたかったのだけれども、上側に付いているホース2本が引っ張って軽く抉ったぐらいでは抜ける気配がなく、インマニ周りもばらすか、配管ちぎって新品交換する腹つもりじゃないと外せなそうだと早々にあきらめる。部品在庫も確認せずに壊れていない部品を破壊すると部品が廃盤で途方に暮れるなんて起こりかねない年代物なので触らぬ神に祟りなし。
なんとか目的のOリングまでたどり着きはしたものの、ブリーザーチャンバーの固定位置がオフセットしていたせいで潰れたと思われる部位が見られたものの、弾力もあるし、エンジンブロックとの接合面からミストが吹いた形跡が見られないし、オイル漏れの犯人はここではなさそうだ。でも、側面の状態からオイルフィルタ側の側面がオイルミストを食らっている感の汚れが見られ、この周辺から漏れているのは確かっぽい?
部品番号 91324-PR3-003
オイルフィルタを外し、オイルクーラーのセンターパイプの六角部が30mmなんて工具箱の常駐工具じゃないし、どこやったけ?と発掘作業をするハメになりつつ、オイルクーラー緩めシリンダーブロックから浮かせたところ
Oリングが潰れ切り合わせ面とフラット状態で硬くなり簡単には剥がれて来ず。小さなマイナスドライバーで抉ってなんとかOリングを外しす。完全に潰れきって硬くなって終わってるので、こいつがが最後の黒幕で間違いなさげ。
部品番号 91316-PE7-730
面倒くさかった割には、昼過ぎに作業開始してもとに戻して片付けて日が暮れる前には終わってしまった。次にこの付近から漏れていそうなら、まずはオイルクーラーのOリングだけ交換して様子見ですね。
ブローバイ臭がすることも無いようだし、これでようやくオイル漏れとの戦いはひと段落ついたかなと。
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